友達に聞いた噂やおいしい店などなんでも紹介

02
12:00からはじまるおいしいラーメン屋さん

私が所属するサークルの会合の帰りである。我々は、急にラーメンが食べたくなった。
T氏「ラーメン食いてーな。」
RT「そーだなー。でもこんな時間に開いてる店あるのか?ピンサロとは、わけが違うぜ。」

こう言うのも当然である。もうすでに時間は、夜11時を回っていた。
辺りは、すっかり薄暗くなり、カラオケの灯りが妙に寂しさを演出する。



ポツ、ポツ…
T氏「あ…ついに落ちてきたな。雨だよ。」

ザァアアアーーーー

RT「うわっ!ホントだ!ヤベーよ。濡れる濡れるぅ~。」
うれしそうである。

T氏「マジでどこ行くか決めないと、俺達みんな風邪引くぞ。」

Y氏「俺、いいとこ知ってますよ。」
それまで口を一切開かなかったY氏が突然しゃべりだした。

Y氏「でも、そこは、夜12時からしか食べられないんです。」
T氏「おぉ!そそられるな~RTよ」
RT「そーだな。そーだなぁ!!!」
一気にテンションが上がる二人。

Y氏「じゃあいきましょうか。」


そこは、カラオケから徒歩3分という、ものすごく目と鼻の先にある店であった。
近くには、「どんだけ」というIKKOを明らかに意識したお店があった。

我々は、「どんだけ」をスルーし、問題の店に入った。




店内は、バーのような雰囲気で、奥に座敷があり、そこに案内された。
ほどなく、店員がオーダーを聞きにきた。
やたら明るいマダムである。

T氏「ぼく、お姉さんならイケますよ!ガハハハ」
とサービストーク

この店、普段は、居酒屋として営業しているが、夜12時から限定数のラーメンを販売していると言う。
小樽の大学生の中では、知る人ぞ知る名店だとか。



上品な器に、太くちぢれたメン、おふくろの味と言わんばかりに、半熟卵が載っているのがなんとも粋である。

RT「チャーシュー、ちっちぇな。」
そんな愚痴も口にいれた瞬間全力で訂正したくなった。

舌に乗せた瞬間、チャーシューが溶けだし、口全体に広がる。
濃厚な肉汁、肉自体の甘み、適度に残った脂身が上手に絡み合い、交響曲(ハーモニー)を奏でているようだ。
絶対的な量主義の私も、この日ばかりは、自分の考えを覆された。完敗である。

チャーシューが口の中から完全に無くなり、主役であるメンとつゆに向かう。
太くコシのあるメンは、私好みで、非常にうれしい。

レンゲにメンを取り、つゆを少しいれ、一気に口に流し込む。

RT「な…なんだ!?コッテリしているわけではないのに、濃い。」
我々が大会期間中に行くギン○ロウというラーメン屋は、コッテリとしていて、おいしいのだが、コッテリ過ぎて本当においしいのか疑問が残るが
ここのラーメンは、違う。
つゆ自体は、口に自然に入っていくような感じを受けるが、舌に触れた瞬間の味の深さにただただ感銘を受けるのだ。





べったく

北海道小樽市花園3丁目2−14
0134-22-0621

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